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綾鷹を生み出した「上林春松本店」さんの京鉄瓶
素敵な京鉄瓶の修理のご依頼でした。
綾鷹というペットボトルのお茶がございますが、あの綾鷹を生み出した450年続く宇治抹茶の老舗中の老舗「上林家」の鉄瓶でございました。
修理の必要ないきれいな状態でしたが、この鉄瓶をお預かりした方からのご依頼でキレイにしてお戻ししたい。とのことでお預かりました。
修理ではなくお色直しをいたしました。
京鉄瓶というものについてあまり存じ上げませんが
京鉄瓶の特徴として、本体部分は他の地域で作りまして銅フタを名人がこしらえるスタイルがなぜか本流になっています。
私はやはり盛岡の鉄瓶にはある程度通じていますが他の地域の鉄瓶のことはあまり詳しくないもので。京鉄瓶についての情報はまだ少ないです。
私の見た感じですと鉄瓶本体部分は山形鋳物かなとも思います。
銅フタのお色直し
銅フタのお色直しは軽く汚れを落としロウで艶出しをします。フタの裏は黒漆とロウによるお歯黒塗り。
なお銅フタのツマミが取れてなくなっていも、芯が折れていても復活させます。
今回は元々がきれいな鉄瓶でしたのでビフォーアフターに大差なかったです。ただよくみると、やはり漆を塗り直したアフターのほうがキレイで新品状態でした。
京鉄瓶のお色直しビフォー
上林春松本店さんの京鉄瓶 お色直しアフター
少々ワケあってiPhoneの7で撮影した画像だと思います。一眼でなぜ撮らなかったのかとちょっと3年後の今になって悔やんでいます。何事も必然。悔しくないぞ。
綾鷹買ってきます。
有難うございました。
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