龍文堂の鉄瓶は、少なくとも七十年、時には百年近く前のものが多くございます。
底が薄くなってしまった鉄瓶には「替え底」という修理があり、本体との継ぎ目は、漆と鉄粉を練り合わせた「埋金(うめがね)」という古くからの技法で接いでおります。
これは傷みを繕うためだけの技ではなく、もともと新品の鉄瓶にも使われてきた由緒ある製法です。ただし継ぎ目には多少の気遣いが要り、熱源選びや火加減によって長持ちの度合いが変わってまいります。
- 龍文堂の鉄瓶は少なくとも七十年前後のものが多い
- 「替え底」は底を作り直し、継ぎ目を埋金で接合する修理
- 埋金は由緒ある伝統製法であり、修理専用の技ではない
- 空焚き・水切れ状態での加熱・長時間の放置は避ける
- 熱源は電熱コイル式が最もおすすめ。ガス・IHは必ず弱火で
詳しい修理の経緯や、松風の音にまつわるお話、熱源ごとの注意点などは、こちらの記事にまとめております。
火鉢屋・番頭 三浦
